家族を持ち生活をしていくには、
たくさんの費用が掛かります。
電気代に水道・下水道代、
車のローンに、ガソリン代、車検代、
車の保険代、生命(医療)保険料、
携帯電話代に、ネット代、CATV代、
子供たちにかかる様々な費用に、
(保育料、習い事費、学費、塾代)、
食費・雑費、外食費、こずかい、レジャー費
といった費用が、です。
そして、賃貸であれば、
これに加えて家賃が必要なのですが、
家を持つとなると、
単純に家賃がローンに変わるだけじゃなく、
さらに固定資産税や火災保険が必要となるし、
定期的に必要となるメンテナンス費用も、
コツコツと積み立てていかないといけません。
それゆえ、家を建てる時は、
予めこういった費用を把握した上で、
家に回す費用をいくらにするのかを
決めないといけません。
かつ、
老後資金や教育資金を
貯めていくことを前提とした上で、
予算を決める必要があります。
では、共働きで世帯の年間手取り金額が
500万円だと仮定して考えてみます。
冒頭でご説明させていただいた項目に
具体的な費用を入れ込んでいってみると、
電気代:12,000円(毎月平均)
水道代:3,000円
下水道代:3,000円
ガソリン代:15,000円(2台分)
車のローン:20,000円
車の保険代:10,000円(2台分の月割り)
車検代:10,000円(2台分の月割り)
携帯電話代:20,000円(家族全員分)
ネット・CATV代:7,000円
生命(医療)保険料:30,000円(2人分)
子供費用:70,000円(保育料、習い事など)
こずかい:20,000円
食費・雑費:60,000円
外食費:10,000円
レジャー費:10,000円(年間120,000円)
となり、この段階ですでに、
300,000円もの費用が掛かっているのですが、
家を建てるとなると、
さらにここから以下の費用が必要となります。
住宅ローン:?????
固定資産税:8,000円(年間96,000円)
火災(地震)保険:2,000円(10年で240,000円)
メンテナンス費:10,000円(15年で1,800,000円)
といった感じです。
仮に、あなたが住宅ローンを
毎月95,000円の返済で設定した場合、
(3350万円の住宅ローン)
合計で毎月415,000万円の出費となるのですが、
これを年間支払い額にしてみると、
498万円の支出が必要だということになり、
今の2人の収入では
生活していくだけでカツカツとなり、
全く貯蓄が出来ないということになります。
つまり、老後資金も大学資金も
全く積み立てられないというわけです・・・
✔︎貯蓄を優先し余力が残る資金計画をすること!
仮に、あなたがこのような状態で
家づくりをしてしまったら、
あなたが迎える将来は、
以下のような状態になるでしょう。
子供たちを大学に行かせるとしたら、
全て奨学金でまかなわざるを得ないか、
あるいは、お金がないことを理由に
子供たちは進学を諦めざるを得ない・・・
そして老後に至っては、
年金だけでは全く足りないことから、
職種を問わず、また体調に関係なく
死ぬまでずっと働き続けるしかない・・・
といった感じです。
それゆえ、自分たちの老後資金と、
ある程度の大学資金を貯めることを
前提とした上で、家にかける予算を
決めていかなければいけません。
例えば、老後に向けての貯蓄として、
公的年金に加えて私的年金を、
夫婦揃って60歳まで
2万円ずつ積み立てていくだけで、
老後のゆとりが大きく変化します。
また、全額は無理としても、
少しでも奨学金負担を軽減出来るように、
毎月3万円ずつでも、
進学資金を積み立てていってやれば、
子供たちは、進学し易くなるでしょうし、
あるいは他の可能性に挑戦し易くなるでしょう。
しかし、この2つを合わせて、
毎月の負担が7万円も上がってしまうと、
家計は赤字になってしまうので、
家計の無駄を見直さなければいけません。
さて、あなたなら、
一体どこを見直しますか?
ということで、次回は、
家づくりの予算の設定の仕方と、
生命保険の考え方について、
お伝えしたいと思います。
もちろん、
家と生命保険以外の出費についても、
見直し出来るところがあると思うので、
それらについては、
ご夫婦でしっかり話し合って
決めていただければと思います。
それでは、、、