住宅ローンには、
変動金利と固定金利の2つの種類がありますが、
どっちが良いかは一概には言えません。
しかし、それぞれに、
メリットとデメリットの両方が存在し、
それらは、ご自身の状況によって
良い方向にも働けば、
逆に悪い方向にも働くものなので、
まずは、ご自身の状況に
どちらが適しているのかを知ることが大切です。
まずは固定金利を選んだ方が良い方からいきますね。
✔︎土地を買わないといけない人で、
かつ、土地を現金で買わない人
土地から買うとなると、
土地を持っている人に比べて、
土地の取得費用が丸々余分にかかります。
となると、当然のごとく
借入金額も大きくなり、
毎月の返済額とのバランスを考えると、
どうしても返済年数を長くせざるを得ないのですが、
そうなれば、途中で金利が上がってしまった時、
返済額がグンと上がってしまうかもしれないからです。
住宅ローンは商品の性質上、
はじめのうちは元本よりも利息の比率が高いため、
なかなか元本が減っていかないですしね。
そんなこんなで、
土地から買って家づくりをする人は、
少々金利は高いかもしれませんが、
景気の動向に関係なく、
返済額がずっと変わらない固定の方を
選ぶべきだということですね。
✔︎貯蓄が苦手な方
また、貯蓄が苦手な方(出来ない方)も、
固定金利を選んでおいた方が賢明です。
家づくりをする時に、
自己資金を全く入れられなかったり
それほどいれられなかった方、ですね。
理由は、変動金利を選ぶ場合、
金利上昇リスクに備えて
コツコツと貯蓄していけないといけないのですが、
これまで貯蓄出来てなかった人が、
家を建てたからと言って、
急に貯蓄出来るようになるとは思えないからです。
それゆえ、少々金利が高く
変動よりも返済額が増えてしまうものの、
家を失ってしまうという
最悪のリスクから身を守るためにも、
このタイプの人にも固定金利をオススメしている次第です。
✔︎最低限のことを勉強して知ることが大事
そして、私が家を建てる皆様にお伝えしたいことが、
不動産屋や住宅会社に言われるがままの
住宅ローンを選ばない、ということです。
彼らの言いなりになってしまうと、
取引している銀行の住宅ローンをすすめられ、
良いか悪いかも分からないまま、
少ない選択肢の中で選ばされることになるからです。
結果、自分が選んでいる住宅ローンが、
どんな商品なのかもよく理解していないまま、
ローンを払っているという
最悪の状況になってしまいます。
また、固定金利を選べば、
どれを選んでも良いというわけでもありません。
銀行によって金利や手数料といった
条件が全く違うからです。
それゆえ、大切なお金のことは、
全て人任せにするのではなく、
自分自身も勉強して、
最低限の知識をつけるように
していただければと思います。
それでは、、、