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経済産業省が複層ガラスのトップランナー基準を引き上げる方針

 

 

経済産業省は、6月4日に 建築材料等判断基準ワーキンググループを開催、建材トップランナー制度の戸建・低層共同住宅用の窓(複層ガラス)の目標基準値を見直す案を示した。

トップランナー制度は、市場で最も省エネ性能に優れている製品を基準に目標値を設定し、事業者に対して目標年度までの達成を求める制度。建材トップランナー制度は断熱材、サッシ、ガラスが対象となっている。

 

現行の戸建・低層共同住宅の複層ガラスの目標基準値は、2022年度のとりまとめで「2030年度に加重平均性能値(Ug 値)で1.67W/㎡K」と定められている。一方で、とりまとめの際には、早期の目標達成に向けて概ね3年ごとに達成状況を確認し、2030年度の目標年度を待たずに新たな目標基準値を検討する方針が示されていた。

 

この方針をもとに達成状況の確認を行った結果、2023年度の出荷実績で加重平均性能値(Ug 値)は1.61W/㎡Kとなっており、すでに達成していることが分かった。また住宅を取り巻く状況としても、住宅トップランナー制度の強化や「GX ZEH」の新設など、住宅や建築物に対してより高い断熱性能が求められるようになっており、高性能なガラスへの移行が急速に進んでいる。

 

こうした状況を受け、同ワーキンググループでは目標基準値を上方修正する案が示された。新たな目標基準値案では、断熱性能の加重平均性能値(Ug 値)を2030年度までに1.52W/㎡Kに高めるとした。この数値は、非住宅分野を除いて、国内の戸建・低層共同住宅におけるほぼすべての一般複層ガラスを、より断熱性の高い「Low-E 複層ガラス」へと移行させるシナリオに基づいて算出されたものである。